転ばぬ先の杖!将来を見据えた洗面所のリフォームのポイントをご紹介

皆さんこんにちは。福岡県北九州市を拠点に、水まわりを中心とするリフォーム、リノベーションなどを手がけている株式会社HRです。


前回ご紹介したように(https://h-renovation.jp/blog/rehome/143106)、コロナ禍を機に水まわりリフォームが人気を博しています。

特に使用頻度がぐっと高まった洗面所は使い勝手がフォーカスされるようになり、リフォームをされる方が増加しています。


ただしリフォームするのなら、人気のデザインを取り入れるだけでなく、将来を見据えることも大切。いわゆる、バリアフリーリフォームです。


バリアフリーリフォームと聞くと、まだまだ先のことだから大丈夫……と考えられる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、いざ不自由さを感じるようになってからでは時すでに遅し。リフォーム内容の検討や業者選びなど、やることがたくさんありすぎて、満足な仕上がりを追求できないケースもあります。


そこで今回は、末長く安心して住み続けるために考えていただきたい、洗面所のバリアフリーリフォームのポイントをご紹介します。

親世代の介護がそろそろ心配……という方も、ぜひご一読ください。




■段差を極力減らして、転倒を回避!



洗面所は毎日使う場所であるだけに、安全確保は必須。

実際、家庭内事故の多くが洗面所で発生しています。

そのためには、まず段差をなくすことが一番です。

若い方からすれば問題にならないわずかな段差でも、足腰が弱っているとつまずく原因になってしまいます。できるだけ段差のないようにリフォームしましょう。


転倒で骨折してしまうと、その後、長期間不自由を強いられてしまいます。ご年配の方ですと骨折をきっかけに痴呆が始まってしまったというケースも。

介護生活はご本人だけでなく、お世話をするご家族にも負担がかかってしまうものですので、起こりうる危険をリフォームの力でできる限り取り除きましょう。

もちろん洗面所以外にも、トイレや居室の出入り口の段差解消もお忘れなく。




■転倒事故を回避するために、床は滑りにくい素材に!



洗面室の入り口の段差をなくしても、洗面室内で滑ってしまっては元も子もありません。

洗面室はただでさえ水が跳ねたり、浴室に接していて濡れやすい場所なので、足元には要注意です。


足拭きマットを敷いているから大丈夫……というお声も聞きますが、そのマットに足を取られて転倒してしまうケースもあることをご存じですか?

また足拭きマットは皆さんが思われている以上に頻繁に交換しないと不衛生ですので、床の素材自体を滑りにくいものにして根本的な解決をめざしましょう。


その際は、水に濡れても劣化しにくいことや滑りにくいことは大前提として、万が一転んでしまった時でも衝撃の少ないクッション性のある素材がオススメです。


人気なのはコルクやクッションフロア。特にクッションフロアは車椅子を利用することになっても、タイヤの跡がつきにくい傾向があります。

バリアフリーリフォームというと実用性優先で味気のないイメージがあるかもしれませんが、クッションフロアは色やデザインもさまざまで選択の幅が広く、インテリア性が高いメリットもあります。




■出入口の広さは確保しておくべき!



出入り口は車椅子を利用することを想定して、広くしておくのがベター。車椅子の出入りのためには80〜85㎝程度あるとよいでしょう。また洗面室内で車椅子をターンできるように、奥行きもそれなりに必要です。


もしも十分なスペースが取れないようなら、洗面室・浴室・トイレをひとつながりにするリフォームも効果的です。

水まわりを一カ所にまとめることで省スペースになり、ご年配の方にしてみれば動線がコンパクトになることで移動の負担も減らせます。給排水管も短くて済むという設備的なメリットもあり、一石三鳥のリフォームです。


また出入り口はドアではなく引き戸にすると、省スペースにも。

さらにドアは開け閉めする際に体の前後移動を伴うので、ご年配の方には負担に感じることも。一方、引き戸は体の移動がミニマムで済むので、手の力が弱くてもラクに開け閉めができます。


その引き戸は開閉するために床に敷居という溝を取り付けるのが一般的ですが、ここでつまずいてしまうケースもあるので、敷居を必要としない吊り戸にするという手もありますよ。




■洗面台本体の使い勝手も重要です!



お体が不自由になってくると、通常の洗面台では使いづらいということも。

車椅子の場合は高すぎて手が届かず、一方で自立歩行の場合は腰をかがめるのが辛くなってしまいます。

主治医やケアマネージャーさんの意見も取り入れてベストな高さを選びましょう。


そして車椅子を使うのなら、足元は余裕のある寸法設計に。

通常の洗面台の下はたいがいが収納になっていますので、下部は収納のないスッキリしたタイプを。

車椅子の方だけでなく自立歩行で立っているのがお辛い方にとっても、椅子に座って作業ができます。


水栓はセンサー式のタッチレスタイプの導入を。蛇口をひねる必要がないので、力が弱くても手をかざすだけで給水・止水できます。


さらに言えば、冬場のヒートショック対策のため、床暖房の導入もオススメです。電気ストーブなどの家電は倒してしまったらおおごとになのでNGと心得て。




■HRは、豊富な経験から一人一人に合わせたご提案をいたします!


今回は将来を見据えた洗面所のリフォームをご紹介しましたが、バリアフリー化は小さなお子さんにとっても有効で、洗面所内での事故を減らせる可能性も期待できます。


ご自身のためにも、親御さんのためにも、そしてお子さんのためにも、ぜひ快適な洗面空間をリフォームで実現してみてください。


HRは年間600件以上もの工事を手がける豊富な実績があり、機能性を重視した水まわりリフォームを得意としています。水まわり設備に付随するリフォームも手掛けており、それぞれのご家庭に合った最適なご提案をいたします。スピーディーな対応とアフターフォローにも定評があり、スタッフが皆、腕利き揃いであるのも誇りです。


お見積もりや現地調査は無料で、即日あるいは数日内に対応可能です。

他社から「できない」と言われたことでも、まずはお気軽にHRまでご相談くださいね。

感染症対策も徹底しておりますので、どうぞ安心してご依頼ください。