皆さんこんにちは。福岡県北九州市を拠点に、水まわりを中心とするリフォーム、リノベーションなどを手がけている株式会社HRです。
キッチンが古くなってきたのでリフォームをしたいけれども、使い勝手の良い動線を考えると、キッチン本体だけでなく、レイアウトや場所も移動したい。
とても素敵なアイデアですが、そもそもそんなことってできるの……？と気になってしまいますよね。
今回はキッチンを移動するリフォームについて、シチュエーションや費用相場を細かく解説いたします。
■そもそもキッチンの移動はできるの？
キッチン移動でネックになるのが、排水管。
排水管は水を流すために勾配（角度）をつける必要があるので、床下に一定のスペースが必要になります。
マンションなどの集合住宅では、この床下スペースがギリギリ、というケースがよくあります。また排水管が現状より長くなるような移動では、勾配がつけづらくなることも。
しかし、もし床下にスペースがなくても、床全体を上げたり二重床といった方法で解決可能できる場合もあります。
もちろんマンションの管理規約や構造的な理由で移動が難しい場合もありますが、できるかどうか悩むよりも、まずは管理規約を確認するとともに、経験豊富な水回りのリフォーム会社に相談してみることをおすすめします。
■別フロアへキッチンを移動する際のポイントは？
一戸建ての場合は移動のハードルは低く、構造的な問題さえなければたいていの場合は大丈夫。
一戸建て特有の移動パターンとしてご要望が多いのが、キッチンを違う階に移すというケース。
２階から１階に移すと、買い物帰りの収納やゴミ出しがラクになるというメリットが。
逆に１階から２階に移すと、日当たりのよい環境で作業ができることや、キッチンがあった場所に壁や柱を増設することで家全体の耐震性を高められるメリットがあります。
結論から言えば、基本的にはどちらの場合も移動は可能です。
ただし給排水管やダクトを延長させたり、新たに電源を設ける必要があるので、同じフロア内で移動したりレイアウトを変えるよりも、工事費用が高額になることは、心得ておきましょう。
できるだけ工事費用を抑えるコツは、元のキッチンの真上あるいは真下に移動すること。配管やダクトの移設は移動距離が長くなるほど、工事の難易度は上がります。
したがって、もとのキッチンのすぐ上下なら、工事手間が比較的少なくなり、リフォーム費用を抑えられます。
■キッチンを移動するリフォームの費用相場はどれくらい？
では、フロアを移動するリフォームの場合、どのくらいの費用がかかるものでしょう？
一般的に１階にあるキッチンを２階に移動する場合は、90～250万円ほどかかると言われています。
金額に幅があるのは、築年数や木造・コンクリート造・部屋の高さなど、条件が多岐にわたるため。
けっこう費用がかかるんだ……と思われるかもしれませんが、キッチンを移動するということは、排水管・ダクト・ガス・電気工事に加え、既存のキッチンの処分、元のキッチンがあった場所の床や壁の補修工事、電気系統のアレンジなどが必要になります。これにさらに、新しいキッチンの本体費用が加わってきます。
ちなみにレイアウト変更の場合はもう少しリーズナブル。同じスペース内で壁付けから対面型に変更する場合の工事相場は100〜200万円ほど。レイアウト変更の場合は新規でキッチンを購入する必要もありません。
■今使っているキッチンを流用することは可能？
フロアは移動させたいけれども、現在使っているキッチンそのものには不満はない……という場合もありますよね。
そんな時、キッチンの「流用」は、はたして可能なのでしょうか？
もし可能なら、工事費用だけで新しくキッチン本体を買わなくて済みますよね。
結論としては、不可能ではありませんが、推奨はしません。
というのも、キッチンはとてもデリケートな設備。床や壁からはずして移動させる際に不具合が生じるリスクがゼロではありません。
耐用年数もそのご家庭での使い方によって異なるので、せっかく移設したのに、すぐに交換が必要となってしまう可能性も否めません。
また、新しい場所に移動しようとしても、サイズやデザイン、機能が合致しない場合が多々あります。
キッチンは毎年新商品が登場して、最新型ほど便利になっているので、こうしたリスクを冒してまで、既存のキッチンを流用するメリットがない……というのがその理由です。
ただしまったく不可能というわけではないので、もし購入してから間もないキッチンで、どうしてもこのまま使いたいという場合は、プロに相談してみるとよいでしょう。
▼キッチンの寿命に関しては、こちらの記事もチェック！
「後回しになりがち！使えなくなる前に賢く計画的にキッチンリフォーム！」
https://h-renovation.jp/blog/rehome/143109
■キッチンの移動リフォームで毎日の家事を快適に！実績豊富なHRにまずはご相談を
キッチンの移動は、家事動線の改善や収納スペースの確保など利便性を向上させられるだけでなく、壁付けから対面型にすることで家族とコミュニケーションがとりやすくなるなど、さまざまなメリットがあります。
LDK全体のリフォームをしなくても、空間の雰囲気をがらりと変えることも可能です。
ご紹介したように、キッチン移動の費用相場は幅が広いので、まずはプロに現場を確かめてもらうのが確実。ちょっとした思いつきを実現するために工事費用が倍に跳ね上がるということもあるので、やりたいことをクリアにして相談すると、精度の高い提案が返ってきます。
またプロの現地調査の際には、マンションを購入したり一戸建てを建てた時の図面があると良いでしょう。手元に見つからない場合は、管理会社や建築会社に問い合わせてみてください。
もう一つ考えておきたいのが、リフォーム中の暮らしのこと。リフォーム移動が大掛かりになると、工事日数もかかり、生活が制限されることも。キッチンが使えない間はデリバリーでしのげるか、あるいは数日でもホテルなどをおさえて仮住まいを考えたほうがよいか、検討することも必要です。
HRは年間600件以上もの工事を手がける豊富な実績があり、理想を叶えるために最適なご提案をいたします。キッチン移動のリフォームは状況やご要望に応じて費用や日数もさまざまですが、これまでにたくさん手がけておりますので、まずはご相談ください。
アフターフォローやスピーディーな対応にも定評があり、お見積もりや現地調査は無料で、即日あるいは数日内に対応可能です。
キッチン移動のリフォームは、どこまでできるか、どのくらい費用がかかるか、といった初期段階の検討が大切。悩まれるより、まずはご連絡くださいね！
